大局を見るファンダメンタル分析


FX取引きや、通貨を銘柄にしたバイナリーオプションでは、外国為替市場の為替相場を利用し、そのレートの変動で利益を得ていくことを目的としています。

このどちらの取引きも、比較的に短期間で一回の取引きが完結する投資手法が主になって好まれているために、為替相場に対する分析も、その過去の変動の様子や数値を参考にして、これから先の為替レートの動きそのものを法則的に予測していこうという「テクニカル分析」が好まれ、実際に主に使用されています。

これは、テクニカル分析が短期的な予測に適しているという面もありますが、それが単に手法であり、技術であり、修練によって誰にでも身に付けることができる、あるいは、プログラムなどによって代替することができる、簡単なものであるという事も、好まれる理由であると考えられています。

これに対し、長期的な包括的な為替相場の動向を読み解いて分析していく「ファンダメンタル分析」は、その継続的な活動、努力の必要性や、その労力をもってしても、予見はできても的中はできず、また為替レートの細かな値動きを予測するまでには至らない、予測幅の違いから、敬遠されがちであると言えます。

しかしながら、テクニカル分析で細かな為替相場のレート変動を追っていたとしても、その変動そのものの原因は、ファンダメンタル分析でのみ予測することができる、通貨を取り巻く世界事情と、それに反応する世界中の投資家の売買心理になりますので、ファンダメンタル分析を欠いた投資取引は、ある意味では非常に危険だと言えるでしょう。

例えば、リーマンショックやユーロ危機、スイスフランショックなどの大きな金融ショックなどが起きる場合、テクニカル分析ではこれを察知することはできませんが、ファンダメンタル分析ではこれを捉え、的確に対応することも可能なのです。

実際に、こうした危機が来る前に危険を感じて取引きを止めて資産を守った投資家も多いですし、逆にこれを読み切って、大きな利益を手にした投資家もいます。

このように、大局を見据えて投資取引を計画的に運営していく為には、ファンダメンタル分析を欠かすことはできないのです。